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2026年6月版:中国ビザ政策最新情報 - ビザ免除対象国が54ヶ国に拡大
本記事は2026年6月時点の情報を反映しています。2023年末以降、中国は国際的な観光客を呼び込むための大幅なビザ政策改革を実施し、ビザ免除の対象国を劇的に拡大してきました。
2023年12月の政策転換により、中国はビザ免除入国制度の大規模な拡張に踏み切りました。当初はフランス、ドイツ、イタリア、オランダ、スペイン、マレーシアなど約30ヶ国が対象でしたが、その後2024年から2025年にかけて継続的に対象国が追加されています。2024年後半には、オーストラリア、ニュージーランド、スイス、アイルランド、ハンガリーなどが新たに加わり、11月には日本、韓国、北欧諸国、中・東欧の大多数の国が対象に追加されました。2026年4月9日現在、中国のビザ免除対象国は合計54ヶ国に及びます。このうち36ヶ国は中国の一方的な措置によるもの(主にヨーロッパ、日本、韓国、オーストラリア、ニュージーランド)で、18ヶ国は相互協定に基づくもの(シンガポール、タイ、マレーシア、UAE等)です。
最大の変更の一つは、トランジットビザ免除制度の拡張です。従来の144時間ビザ免除制度は、2024年12月に240時間(10日間)に延長されました。この制度は、北京、上海、成都、西安、昆明、南京、広州など複数の主要空港および港湾地域で利用できるようになっています。対象となる旅行者は、一定の国籍要件を満たし、第三国への乗り継ぎが確認される必要があります。これにより、スキマ時間を活用して中国の観光地を短期間で訪問することが現実的になりました。
ビジネス旅行者向けには、APEC(アジア太平洋経済協力)ビジネストラベルカードという制度も存在します。この特別カードは頻繁に中国を訪問する経営者や専門家を対象としており、複数回の出入国が可能で、通常の観光ビザより優遇された扱いを受けられます。該当する経営層や専門職の方は、所属企業や商工会議所を通じて申請を検討する価値があります。
ビザ免除対象国に該当しない場合は、従来の観光ビザ申請プロセスが必要です。申請に際しては、有効期限が6ヶ月以上残っているパスポート、帰国便のチケット確認、宿泊施設の予約証、経済的信頼性を示す書類、場合によっては招待状が必要になります。申請は、最寄りの中国大使館・領事館、またはビザ申請センター、あるいは一部の国籍に対してはオンラインプラットフォームを通じて行えます。通常、処理期間は4営業日程度ですが、国によって異なります。シングルエントリー、ダブルエントリー、マルチエントリーのいずれかを選択できます。
重要な注意として、中国のビザ政策は頻繁に変更されます。渡航計画を立てる前には、必ず最寄りの中国大使館または中国国家移民管理局の公式情報サイトで最新の要件を確認してください。政策変更は予告なく実施されることもあり、古い情報に基づいた判断は問題を招く可能性があります。