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Zaloの検閲:ベトナムメッセンジャーが中国と北朝鮮で遮断される理由

Zaloとは何か Zaloはベトナムに本拠地を置く通信アプリケーションで、2012年にZalo Groupによってリリースされました。ベトナムではWhatsAppやTelegramと同等の地位を占める最大手メッセンジャーで、月間アクティブユーザー数は1億人を超えています。テキストメッセージ、音声通話、ビデオ通話、グループチャット、ファイル共有など、現代的なメッセンジャーアプリとしての標準機能を備えています。親会社はVNG Corporationで、ベトナムの大手テクノロジー企業です。 検閲される理由 Zaloは中国と北朝鮮で遮断されており、それぞれの理由は異なります。 中国ではZaloは2015年以降、段階的にブロックされてきました。中国の工業情報化部(MIIT)と国家インターネット情報弁公室(CAC)の監視下にあり、中国政府が認可していない外国製メッセンジャーの遮断は一般的な慣行です。中国政府の検閲規則では、国家安全保障と社会的安定性を損なうとみなされるコンテンツについて、通信事業者に削除要請を行う権限があります。Zaloは暗号化されたエンドツーエンドメッセージング機能を提供するため、政府の監視回避目的で使用される可能性があるという判断が背景にあります。 北朝鮮ではインターネットアクセス自体が厳格に制限されており、Zaloを含むほぼすべての外国製通信アプリが事実上遮断されています。北朝鮮政府は国民の通信を完全に管理する方針を取っており、許可されていない国外連絡手段は存在しえない状況にあります。 技術的なブロック方法 中国では複数のブロック技術が組み合わされています。DNSフィルタリングによってZaloのドメインへの解決が阻止されるほか、IPベースのフィルタリングでZaloのサーバーIPアドレスへのアクセスが直接遮断されています。さらに進んだ技術として、ディープパケットインスペクション(DPI)によってZaloアプリの通信パターンを検知し、SNIスニッフィングによってTLS/SSL接続の宛先ホスト名から通信を識別して遮断します。 北朝鮮の場合、技術的な多層性よりも、そもそもインターネット接続自体が国家管理下にあるため、国内ネットワークプロバイダーレベルでのアクセス制御が機能しています。 ユーザーの対応方法 検閲地域のユーザーは、Zaloアクセスのためにいくつかの方法を検討します。最も一般的な方法は、VPN(仮想プライベートネットワーク)を使用して通信を暗号化し、IPアドレスを検閲地域外に偽装することです。ただしVPNプロバイダー自体も中国ではブロックされる傾向が強まっており、利用者は VPNプロバイダーの検閲耐性を慎重に評価する必要があります。別の手段として、Tor や他の匿名化技術を組み合わせる方法もありますが、速度と安定性の問題があります。 代替サービス 中国ではWeChat が事実上の標準メッセンジャーで、政府監視下にあります。Telegram はZaloと同様にブロックされており、WhatsApp も機能に制限があります。北朝鮮ではそもそも外国製アプリの利用選択肢がありません。 今後の見通し 中国の検閲は緩和する兆候がなく、むしろ深化傾向にあります。北朝鮮も体制維持上、通信統制の強化が予想されます。短期的にこれらの地域でZaloアクセスが公式に許可される可能性は低いと判断されます。
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